アメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティで開催中の「Adobe Summit 2014」。午前中の基調講演に続いて、午後は企業のマーケティング責任者たちによるパネルディスカッションが行われた。昨年も行われたこのセッション。顔ぶれは違うが、議論の俎上に乗せられた主要なテーマはやはり「CMOとは何者か」だった。
(左から)Ann Lewnes,(CMO, Adobe)、Jeff Dotson(Ph.D, Associate Professor - Department of Management, Brigham Young University)、Jana Rich(Managing Director, Russel Reynolds Associates)、Pete Stein(CEO, Razorfish)、Jeff Titus(General Manager of Digital Technology Solutions and Strategy, Audi of America)ディスカッションのテーマは「Reinventing The Marketing Organization」。デジタル時代のマーケティング部門をいかに「再創造」するかという問題設定は、一方でデジタル時代の企業組織のあり方を問うことでもある。このセッションに先駆けて、米アドビのCEOであるシャンタヌ・ナラヤン氏などが参加したプレス向けQ&Aセッションがあったが、記者から投げかけられる質問のうち、CMOとCIOの役割を問うものや、IT部門とマーケティング部門の関係性を模索する質問が少なくなかった。
アドビとSAPが戦略的なパートナーシップ契約を締結――2014年のテーマは“マーケティング再創造(MARKETING REINOVATION)”
CMOとは何者か――米企業のマーケティング責任者たちによるパネルディスカッション
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