NTTアイティは3月3日、デジタルサイネージの効果を測定するサービスの新バージョン「ひかりサイネージMetrics2」を発売すると発表した。流動計測を追加したほか、顔検出や顔向き推定、性別年代推定、混雑度など、すべてを同時に計測できる。
ひかりサイネージMetrics2は、NTTグループが進めるデジタルサイネージソリューション「ひかりサイネージ」のサポートツール。
今回新たに、流動計測を追加したほか、顔検出や顔向き推定、性別年代推定、混雑度など、すべてを同時に計測できるようになった。これにより、現在配信しているコンテンツが、どの時間帯にどの年代の人に見られているかなどを把握できるようになり、サイネージサービスの効果的な運用が可能になる。ひかりサイネージMetrics2の販売は3月10日を予定している。
近年、デジタルサイネージの認知度向上が進む中、導入企業からは「コンテンツの配信効果が知りたい」「特定の年代に響くコンテンツを作りたい」といった要望を寄せられることが増えているという。
こうしたニーズに応えるため、NTTメディアインテリジェンス研究所が開発した「広告効果測定技術」を利用し、ひかりサイネージMetrics2の開発/提供につながった。1〜2台のカメラと1台のPCで動作することが特徴で、安価な小型USBカメラや無線LAN対応IPカメラの使用も可能。またプライバシーに配慮し、映像は残さず、計測結果の数値のみを出力する。
主な新機能は以下の通り。
1.通過人数計測機能
混雑度計測技術を基に開発した流動解析技術(混雑時用)、高速トラッキング技術(閑散時用)を組み合わせ、いずれの状況にも対応できる通過人数計測機能を追加した。また、通過している人の顔検出や顔の向き、性別年代推定、混雑度との同時計測も実現している。
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