今年マーケティング部門に起こる3つの予言2014年はデータ分析元年?(1/2 ページ)

世界2651人のマーケターに今年のマーケティング戦略動向について尋ねたところ、98%が「デジタル予算の向上/維持」を挙げ、さらに「行動履歴データの収集/測定/活用を重要視している」という答えが得られた。今年、マーケターに何が起こるのか。

» 2014年01月30日 13時13分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 昨年、マーケティング分野で注目されたソリューションのひとつに「ビッグデータ」がある。具体的にいえば、膨大なデータを対象にマーケティング的に意味のあるインサイトを掘り起こすデータ分析のことだ。このデータ分析という観点で、2014年1月15日にClickZ.comに掲載された記事“Will This Be the Year of Data Analytics in the Marketing Department?”(「今年はマーケティング部門のデータ分析元年になるか?」)では、今年起こる3つの事柄を予想している。

予測1:既存のダッシュボードの限界を超えたデータマーケティングが主流に

 これまでのレポーティングツールやダッシュボードは、すでに起こった物事の把握はできるが、「なぜ消費者は購入を決めたのか」といった、その先のインサイトにつながるような答えをもたらすことはなかった。つまり、「起こっていること」だけではなく、「なぜ」「いつ」「その場合、どうなるのか」といった原因から将来まで把握できる進化した分析を求めている。今年はマーケター自身がその革新的な分析テクノロジを受け入れるようになり、従来型ダッシュボードを超えた高度なデータマーケティングが加速すると予想される。

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