ホリデイ・イン・エクスプレスのTwitter活用法――リバイバル・キャンペーンはなぜ成功したのか「帰ってきたステイ・スマート」

「ホリデイ・イン」および「ホリデイ・イン・エクスプレス」のビジネスが好調だ。その原動力のひとつとして注目されているのが、「帰ってきたステイ・スマート」キャンペーンだ。

» 2013年08月07日 13時45分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 インターコンチネンタルホテルグループ(IHG)が持つホテルブランドの「ホリデイ・イン」および「ホリデイ・イン・エクスプレス」のビジネスが好調だ。ホリデイ・インは中から高級ランクのビジネスホテルや一般的なシティホテルチェーンのブランドであり、ホリデイ・イン・エクスプレスはB&B形式の手頃なホテルブランドだ。アナリストによると、両ブランドともに中堅から高級ホテル業界における過去5年間の動向では、利用できる部屋ごとの収益やベンチマークにおいて他社を上回っているという。その原動力のひとつとして注目されているのが、「帰ってきたステイ・スマート」キャンペーンだ。

 ステイ・スマート・キャンペーンは、1998年から2008年にわたってヒットした同ブランドのキャンペーン。普通の人があり得ないミッションを成功させ、「一体どうやったんだ」と驚くまわりの人々に対し、「何も。ただ昨夜、ホリデイ・イン・エクスプレスに泊まっただけだ(But I did stay at a Holiday Inn Express hotel last night.)」と答えるTVCMは、当時の流行語にもなった。例えば、大学に通う娘に会いにきた父親が、学生の前でコールマンの定理を証明してしまうというストーリーになっている。

 新しいスマート・ステイ・キャンペーンにおいて、重要な役割を担ったのがTwitterだ。2013年8月5日、The Twitter Advertising Blogに掲載された記事「Influencer Q&A with Heather Balsley: Twitter builds deeper affinity for Holiday Inn Express」(インフルエンサー・ヘザー バルスリー氏へのQ&A:ホリデイ・イン・エクスプレスが実現した顧客との親近感確立)で、その具体的な活用法を同ブランドのマーケター自身が答えている。

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