2013年4月の検索市場――Googleは高水準を維持、MicrosoftとYahooは今一歩及ばず検索件数、約200億件

米国における4月の検索件数約200億件のうち、Googleは133億件、Bingは35億件、Yahooが24億件、続いてASK Netoworkが5億3900万件、AOL2億9000万件と続いているという。

» 2013年05月23日 13時28分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 Search Engine Watchは5月21日、“Google's Search Market Share Drops as Bing Passes 17%”(「Googleの検索市場シェア下落、Bingのシェアは17%超」)というタイトルの記事にて、2013年4月の米国市場における検索エンジンランキング結果を発表した。米国における4月の検索件数約200億件のうち、Googleは133億件、Bingは35億件、Yahooが24億件、続いてASK Netoworkが5億3900万件、AOL2億9000万件と続いているという。

 記事によると、Googleのシェアはわずかに後退しているものの安定した推移を見せており、一方でMicrosoft Bingはやや向上。特にBingは前年同月比のシェア15.4%と比べると、2013年4月は17.3%となり、約2%も向上したことになる。Yahooは依然としてして、落ち込み傾向が続いているようだ。

 2013年4月におけるGoogleのシェアは66.5%で、先月と比べると0.6%ダウン。だがこの数値は、前年同月のシェアと同じであり、総じて米国におけるGoogleのシェアは安定して推移しているとみられている。

 Bingは、先述したとおり、前年同月と比べると、2%と向上。先月のシェアと比べた場合、0.4%ほどの向上でしかないが、じわじわと数字を伸ばしている。

 Yahooは、検索市場での地位向上を目指し、2012年7月には、元Googleのマリッサ・メイヤー氏をCEOとして迎え入れたものの、前年同月のシェア13.5%から、今年4月は12%と、1.5%下落を続けている。ただ、年推移を比較した場合、YahooとMicrosoftは、Google支配の現状を打ち破るというより、両社間でシェアを交換し合っているようにも見える。メイヤー氏はこの状況を「最大の課題」と認識している。

 その他、ASK Networkは先月と変わらず2.7%と横ばい、対してAOLは先月1.6%から1.4%とシェアを下げている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

インフォメーション