米Facebookは2013年2月28日、マイクロソフトの広告配信プラットフォーム「Atlas Advertiser Suite」(Atlas)の買収を発表した。
Atlasは、クロスチャネルでの広告配信管理/測定するプラットフォーム。マイクロソフトは、2007年に広告配信会社のaQuantive(アクアンティブ)を吸収合併した際にAtlasのテクノロジーを獲得したが、その直後、リーマンショックによって世界的な不況に陥り、インターネット広告市場全体が低迷。マイクロソフトの広告事業そのものも縮小し、最終的に推定1億ドルで、Atlasの売却に踏み切ったとみられている。
一方Facebookは、Atlas買収により、広告配信事業の強化を図る狙い。Atlasにデスクトップ/モバイル両方の広告効果測定機能を追加するほか、ユーザーインターフェイスの一層の改善も目指す。Facebook製品マーケティングのディレクターであるブライアン・ボーランド氏は、「マーケティング担当者や代理店に対し、広告パフォーマンス全体を把握する手段を提供し、企業のマーケティング活動に貢献していく」と述べる。
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