スケジュール管理アプリ「SnapCal」は、Googleカレンダー、Twitter、Facebook、Evernoteといった外部サービスとの連携・同期ができる無料のカレンダーアプリ。サービス独自の無料アカウントを取得すれば、ほかのSnapCalユーザーとのスケジュール共有も可能になる。
Facebookとの連携について最初に触れておくと、Facebookで参加予定のイベントをカレンダー上に同期したり、友人の誕生日を同期したりできるのが最大の特徴となる。Facebook上の予定とその他の予定をまとめてチェックできるようになるので、ダブルブッキングの心配も少なくなる。また、誕生日の同期機能は思いのほか役立つ場面が多い。学生時代の友人など、疎遠になっている人の誕生日を思い出せるので、コミュニケーションのきっかけになるかもしれない。
カレンダーとしての使い勝手にも優れており、Googleカレンダーで使用している色をそのまま使えたりするのがありがたい。また、登録しているイベントやスケジュールを自分のTwitterアカウントでつぶやけるので、イベントを拡散するのにも役立つ。さらに、Evernote上のノートから日付や時間、場所、詳細情報を抽出し、カレンダーに取り込むこともできる。
Facebookだけに留まらず、そのほかのパーソナルクラウドサービスと連携しながらスケジュールを効率良く管理したいという人は一度使ってみてほしい。
「remembAR」は友達と会った履歴を簡単に記録できるアプリで、いわば“人へのチェックインアプリ”だ。先に言っておくと、同アプリは動作が不安定な部分があり、完成度という面では課題がある。しかし、近未来を感じさせる面白い体験ができる。アプリを起動し、Facebook上で友達になっている友人の顔にカメラをかざすと、その友人のFacebookアカウントが画面にポップアップする。こうして、どこで会ったか、何回会ったかといったライフログが取れるのだ。
どういう仕組みかというと、Facebook上の友達のプロフィール写真などをremembAR側が解析し、カメラに写る顔と照合して判定している。認識精度は写真データの充実度合いによって変わるので、残念ながら相手を100%認識できる、というものではない。しかし、実際に本人のアカウントが浮かび上がると、SFの世界に入り込んだような楽しさが味わえるだろう。
さっそく、テストとして友人にカメラを向けてみた。すると、画面の右端に該当するであろう人物のFacebookアカウントが表示された。ちなみに、照合する写真データはプロフィール写真だけでなく、タグ付けされた写真も含まれる。プロフィール写真がイラストだったりする人も多いが、そういう人も認識する可能性はある。
相手のアカウントが表示されたら、左側の丸をタップしてチェックして「meet」する。初期設定では、誰とmeetしたかがFacebookに投稿されるようになっているが、設定(メニューバーの歯車アイコン)で投稿機能をオフにすることも可能だ。こうしてmeetすることで、誰に何回会ったかといった情報を記録できる。
基本的には友達になっているユーザー同士でしか使えない。ただし、Facebook上でイベントを作成した主催者が、あらかじめremembARをイベントと連携させている場合、友達になっていなくてもイベントの参加者同士がremembARを使えるようになる。イベントの余興として使うのもアリかもしれない。
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