有料動画配信サービスを手掛けるDMM.comは、ユーザーのサイト利用状況を分析してサイト改修に生かすために「Adobe SiteCatalyst」と「Adobe Test&Target」を導入した。
DMM.comは、有料動画配信サービス「DMM.com」の会員獲得と顧客単価の増加を目指し、アドビシステムズのアクセス解析ツール「Adobe SiteCatalyst」およびABテスト/多変量テスト解析ツール「Adobe Test&Target」を導入した。アドビシステムズが3月1日に発表した。
DMM.comはアニメやドラマ、アダルトコンテンツなどを会員向けに有料配信するサイト。同社は同サイト以外にも電子書籍や通信販売、DVDレンタルなどさまざまなサービスを展開する中で「(DMM.comの)細かいユーザーの行動分析が後回しになりがちとなり、サイト改修の効果自体も見えにくいという問題点があった」(DMM.comの信田治美プラットフォーム事業部長)という。
そこで同社は2011年下旬にSiteCatalystを導入し、会員のサイト利用状況のリアルタイムな収集・分析を開始。さらに2012年3月からはTest&Targetも併用し、SiteCatalystの解析結果を基にサービスの改善を図るとしている。
信田事業部長は、今回のツール導入によって「各事業部が求めるユーザーの行動データをタイムリーに可視化し、またユーザーに最適化されたサイトへ改修を行なっていける」と期待している。
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