レポート閲覧での検索時間を大幅に短縮したほか、スマートフォンからのアクセスを詳細に分析する機能を追加した。
オーリックシステムズは12月8日、パケットキャプチャ型のWebアクセス解析ソフト「RTmetrics」の最新版を17日に発売すると発表した。販売価格は450万円からで、保守契約ユーザーは無償でアップデートできる。
最新版は、アクセスデータの基本的な解析を行う「RTmetrics-8.0.0」と大規模なアクセスに対応する「RTbandwidth-8.0.0」、詳細データを保存して解析を行う「Advanced Analytic Module-2.0.0」、解析用ユーザーインタフェースの「RUI-2.0.0」の各モジュールで構成される。
主な新機能では、非同期処理機能の追加によってレポート作成中に別のレポートを閲覧できるようになったほか、データベースのデフラグ機能でレポート閲覧の際の検索時間を最大で5分の1に短縮した。Web解析作業における業務効率が高まるという。
またスマートフォンの対応を強化し、機種ごとやOSごとにページ閲覧数やセッション数をレポートで表示できるようになった。さらにIP情報からアクセス元の国や都道府県名を判別し、特定条件によってフィルタリングすることも可能となっている。
同バージョンから内部で使用する文字コードをSJISからUTF-8に変更しており、将来のバージョンアップで多言語対応を図る計画であるという。
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