前回に引き続き、中古車買い取り・販売の「ガリバー」におけるWebサイトの表示スピード改善の取り組みについて、運営元であるIDOM(イドム)に聞いた。
IDOM(イドム)で中古車買い取り・販売サイト「ガリバー」のWebマスターを務める村田 創(はじめ)氏は、Googleのアルゴリズム変更とシステム調整の不備から、検索流入の減少と表示スピードの低下(それに伴う離脱率上昇とコンバージョン率の低下)に悩んでいた(前回「中古車の『ガリバー』がモバイルWebサイトのスピード改善に取り組む2つの理由」参照)。この課題を、どう克服したのか。
表示スピードに関心のある読者ならある程度理解できると思うが、表示スピードの改善は主に「フロントエンドの対策」が要になる。村田氏によれば、IDOMでは次のような取り組みを実施したという。
もっともIDOMの表示スピードの改善は、コンテンツの改善などのCRO(注)と並行して行われているため、全てが表示スピード改善結果とはいえないのではないか。
この点について村田氏は次のように説明する。
「確かに全てが表示スピードの改善結果だとは言えませんが、表示スピードの改善は後回しにしてはならない施策です」
注:Conversion Rate Optimaization(コンバージョン率最適化)A/Bテストにとどまらない、さまざまな施策や取り組みのことを指す。
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