キーワードマーケティングは、2025年度のマーケティング予算策定に関与しているB2B企業のマーケティング担当者311人を対象に、2025年度のWeb広告予算に関する調査を実施した。
約6割のB2B企業が、2025年度のWeb広告予算を増額する予定であるという。ベクトル子会社のキーワードマーケティングが展開するメディア「キーマケLab(キーマケラボ)」がB2B企業のマーケティング担当者311人に実施した「BtoB企業における2025年度Web広告予算の実態と展望に関する調査」で分かった。同調査は、2024年度からの変化や今後重視する指標、課題点などを聞いている。
Web広告予算を増加する予定と回答した企業のうち、16.1%は「大幅に増額予定」と回答している。増額の理由を聞いたところ、「リード獲得効果が高いため」が最多で55.8%だった。以下、「ターゲットへのリーチ効果が高いため」が44.8%、「競合他社の出稿が増えているため」が42.5%と続いた。
2025年度のWeb広告予算において最も注力したいWeb広告種別を聞いたところ、最多は「検索連動型広告(リスティング広告)」で29.8%。「SNS広告」が29.5%、「ディスプレイ広告(Meta、XなどSNS広告を除く)」が17.4%で続いた。
2025年度のWeb広告施策において重視する指標を複数回答で聞くと、最多は「費用対効果(ROAS)」の57.0%。以下、「コンバージョン数/コンバージョン率(CVR)」の41.0%、「クリック数/クリック率(CTR)」の39.0%が続いた。
2025年度のWeb広告運用において課題と感じている事柄を聞いたところ、最も多かったのが「費用対効果の向上」で47.2%だった。続いて「質の高いリードの獲得」が46.2%、「リード獲得単価の低下」が30.5%となっている。
これらの結果から、企業の多くがWeb広告予算を増やしたい一方で、それに見合った成果を出せるかを検討する必要があると考えている実態が見えてきた。
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