Pontaデータを活用して企業のLINE公式アカウントやLINE広告の効果を分析 何ができる?友だち像の詳細な分析やメッセージ・広告配信の効果分析

従来のPontaデータを活用したメッセージ配信や広告配信と組み合わせることで、LINEを使ったマーケティングにおけるPDCAの運用を支援できる。

» 2024年11月14日 18時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 共通ポイントサービス「Ponta」を運営するロイヤリティ マーケティングは、LINEのデータとPontaデータを広告主企業専用のデータクリーンルームで連携し、セキュアな環境で個人を特定せずに分析を可能とするサービス「Ponta Ads LINE分析機能」の提供を開始した。

Ponta Ads LINE分析機能でできること

 ロイヤリティ マーケティングは企業向けマーケティングサービス「Ponta Ads」において、LINE公式アカウントとLINE広告を対象に、Pontaのリアル購買データやデモグラフィックデータなどを活用したターゲティング配信ができるサービスを2023年10月から提供している。これにPonta Ads LINE分析機能を組み合わせることで、友だち像の詳細な分析やメッセージ・広告配信の効果分析が可能になった。これにより、ターゲティング・分析それぞれ単体での取り組みはもちろん、LINEのプラットフォーム上でのユーザー像を捉えたプランニングから配信・分析まで、マーケティング支援策の提供が可能となった。LINEのデータとPontaデータとの連携が可能なユーザーは最大約6200万人(2024年8月時点)。Ponta Ads LINE分析機能でできることは以下の通りだ。

  • LINE公式アカウントの友だち分析によるユーザー像の可視化:Pontaデータを用いて広告主企業のLINE公式アカウントの友だち全体またはプロモーションへの反応ごとに友だち像を把握することが可能。分析できる項目は、性別・年齢・職業などの属性、居住エリア、ライフスタイル、興味関心、価値観、出産・子育て・転居などのライフステージ、リアル購買で利用した店舗の業態、購買した商品や位置情報による来訪施設や宿泊エリアなど。
  • リアル購買・行動まで捉えた配信効果測定:LINE公式アカウントのメッセージやLINE広告に接触したユーザーのうち、実際にリアル店舗で購買した比率を計測できる。
  • 配信への反応率の高いユーザーの分析:LINE公式アカウントからのメッセージの開封やLINE広告のクリックなどのアクションをしたユーザーの傾向を捉えることが可能。また、配信セグメントごとの分析に加え、配信後にターゲティング条件に限らず自由な切り口で反応率の高かったユーザーの特徴を発見することもでき、その後の配信におけるターゲット選定に反映し、効率的な配信につなげられる。分析できる項目はLINE公式アカウントの友だち分析によるユーザー像の可視化」と同じだ。
Ponta Ads LINE分析機能でできること(画像提供:ロイヤリティ マーケティング、以下同)

 Ponta Adsでは、LINEのプラットフォーム上でPontaデータを活用したメッセージ配信・広告配信が可能。今回、分析機能を追加したことで、ターゲティング・分析それぞれ単体での取り組みはもちろん、LINEのプラットフォーム上でのユーザー像を捉えたプランニングから配信・分析までマーケティング支援策を提供することが可能となった。

LINE×Pontaの両プラットフォームによるデータ連携で実現できるPDCA

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