インフルエンサー×タテ型動画広告の効果を最大化 電通デジタルが「ヒト×タテMarketing framework」を提供データを基点に企画からキャスティング、制作、分析まで支援

電通デジタルは、インフルエンサーを起用したタテ型動画広告施策において、企画から実行、分析まで一気通貫で実施し、パフォーマンスを最大化する独自の支援モデル「ヒト×タテMarketing framework」を開発し、同モデルを活用したサービスを提供開始した。

» 2024年10月15日 14時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 電通デジタルは、インフルエンサーを起用したタテ型動画広告施策において、企画から実行、分析まで一気通貫で実施し、パフォーマンスを最大化する独自の支援モデル「ヒト×タテMarketing framework」を開発し、同モデルを活用したサービスを提供開始した。

インフルエンサーとタテ型動画広告施策によくある課題課題

 SNS上で急成長しているタテ型動画は動画広告市場においてもマーケットをけん引する役割を果たし、ますます重要性を高めている。一方、インフルエンサーとタテ型動画広告を組み合わせた施策には

  1. インフルエンサーキャスティングにおいて、データなどに基づかず、実績や商品との感覚的な相性などで選定させることが多い
  2. 広告配信目的に応じた最適なインフルエンサー企画や、広告配信用クリエイティブ設計のノウハウが不足している
  3. 売り上げや事業成長など具体的な成果に基づいた施策の評価が難しい

といった課題がある。電通デジタルではこれらの課題を解決するため、社内横断組織で構成したSNSスペシャリスト集団「Social Connect Group1」が、インフルエンサーとタテ型動画広告を組み合わせた施策のパフォーマンスを最大化する支援サービスモデルを開発した。

「ヒト×タテMarketing framework」の4ステップ概要図(画像提供:電通デジタル)

 このモデルでは、4つのステップをベースに、Social Connect Groupが電通デジタルおよび国内電通グループ(dentsu Japan)の独自のソリューションを活用しながら統合的にプランニングを支援する。4つのステップは以下の通りだ。

ステップ1:調べる

 電通デジタルの分析ソリューションである、SNSユーザーを趣味嗜好で区分した“トライブ”基点の独自分析を行う統合フレームワーク「Tribe Driven Marketing」を活用し、ブランド名・商品名・カテゴリ名などのハッシュタグでSNS上のユーザー生成コンテンツ(UGC)を分析。そこから「発話ユーザーの属性」や「語られている内容」を特定し、クライアント企業がSNSマーケティングの中で訴求するポイントの創出などの“勝ち筋のヒント”を見つけ出す。

ステップ2:見つける

 ステップ1の調査結果を基に、理想的なインフルエンサー像および選定基準をより具体化し、キャスティングを行う。

ステップ3:作る

 広告の目的・目標に合わせたタテ型動画クリエイティブの企画・構成・デザインを、クリエイティブ専門グループが最適なインフルエンサー×広告クリエイティブを制作し適切な配信プラットフォームの選定、広告プランの策定を行った上で広告出稿・運用を行う。

ステップ4:分析する

 データクリーンルームを活用して、広告データと国内電通グループ(dentsu Japan)の独自データ、外部の購買データなどを安全に連携し、インフルエンサーを活用した広告配信における購買への貢献度などを分析する。これにより、事業に直結する具体的な指標を基に施策の効果を評価し、より正確で顧客インサイトに迫る分析結果を得ることができる。

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