「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年9月)「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在

今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

» 2024年09月24日 08時00分 公開
[TecPlus]

 まずは、サイト内検索ツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。

サイト内検索ツール国内売れ筋TOP5

 サイト内検索ツールのランキングに、大きな変動はありませんでしたが、8月度TOP5全ブランドが増加したのに対して、9月は全ブランドが微減となりました。 

サイト内検索ツール国内顧客ドメイン数TOP5<2024年9月24日>(出典:TecPlus)

ライブチャットツール国内売れ筋TOP5

 次にライブチャット製品の国内売れ筋TOP5を紹介します。今までこのカテゴリーでランキング入りしていたIntercomがFAQシステムのカテゴリーに移動したため、代わりに第5位にSalesforce Live Agentがラインインしました。

ライブチャットツール国内顧客ドメイン数TOP5<2024年9月24日>(出典:TecPlus)

チャットbotはセキュリティが不安?

 インターネットマーケティング&テクノロジー会社PROSのコンテンツマネージャーであるエイミー・スミス氏は、ソーシャルパブリッシングネットワークのMediumに掲載した「Top 12 Chatbot Trends and Statistics to Follow in 2024」の中で、チャットbotで懸念されるデータセキュリティとプライバシーの課題について取り上げています。

 データセキュリティやプライバシーに対する懸念がチャットbotの導入を妨げることがあると言われています。しかし、これらの課題を改善するためにチャットbot自体が役立つことを忘れてはならないという主張です。以下がその理由です。

  • チャットbotは、ユーザーの同意を得た上で必要なデータのみを収集できる
  • ユーザーは、どの情報が収集・利用されるかを制御することができる
  • 機密データは暗号化され、安全に保存される
  • チャットbotは、古いデータを削除または匿名化して、露出を最小限に抑えることができる
  • 定期的な評価とセキュリティ監査が行われ、潜在的なプライバシーリスクを特定して対処する
  • データセキュリティとプライバシーの取り組みに関するレポートが公開され、ユーザーに対する責任感と信頼性を示す

出典:「Top 12 Chatbot Trends and Statistics to Follow in 2024 | by Amy Smith」(外部リンク/英語)

この連載について

TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。


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