AdjustとSensor Towerが共同で発表した「モバイルアプリトレンドレポート 2024 :日本版」から、マーケターが注目すべきトレンドを紹介します。今回はゲームアプリトレンドです。
モバイルアプリ効果測定プラットフォームベンダーのAdjustはモバイル市場分析環境とデータを提供するSensor Tower(2024年3月にdata.aiを買収)が共同で発表した「モバイルアプリトレンドレポート 2024 :日本版」から、マーケターが注目すべきトレンドを紹介します。ゲームカテゴリーではダウンロード数上位4つまでを中国製アプリが独占しているのが目を引きます。一方で、消費支出額の上位はいずれも日本勢で、「モンスターストライク」や「ウマ娘」などの定番のアプリが上位に入っています。
2024年第1四半期のゲームアプリのインストール数は2023年第4四半期と比較して18%増加しました。低迷を続けていた2022年、2023年から回復の兆しが見えてきました。
サブカテゴリー別にインストール数とセッション数を分析すると、驚異的な伸びを見せたのはアーケードゲームでした。2024年第1四半期、アーケードゲームのインストール数とセッション数はどちらも2023年と比べて38%増加していました。カードゲームもインストール数が同40%増、セッション数は同16%増加。シミュレーションゲームはインストール数が同36%増、セッション数は同22%増となりました。
ゲームアプリユーザーの平均アプリ内滞在時間は2022年の26.37分から2024年第1四半期には27.37分まで増加しました。その中でも最も滞在時間が増加したのはシミュレーションゲームです。2022年の26.63分から2024年第1四半期には40.56分まで増加しており、収益面で大きな可能性があると考えられます。
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