両社の合併により、Webサイト、モバイルアプリ、CTVを介した認知、検討、パフォーマンスの各目標達成を促進する機能を持つオープンインターネットの大規模な広告プラットフォームが誕生する。
独立系ネイティブ広告プラットフォームを提供するOutbrainは2024年8月1日(米国時間)、アウトストリーム広告のプラットフォームを運営するTeadsを約10億ドルで買収すると発表した。
この合併により両社は合計2万社の直接広告主と1万社のプレミアムメディアを統合し、Webサイトとモバイルアプリ、CTVを通して、最大級の直接的なサプライ環境を創出。認知、検討、パフォーマンスの各目標達成を促進する機能を兼ね備えた、オープンインターネットにおける最大級の広告プラットフォームを提供する。
10億ドルの内訳は、7億2500万ドルの契約一時金、2500万ドルの繰延現金、Outbrainの普通株式3500万株、1億500万ドルの転換権付配当優先株式からなる。取引完了後、Outbrainの現最高経営責任者(CEO)であるデビッド・コストマン氏が合併会社のCEOとして就任し、Teadsの現共同CEOであるバートランド・ケサーダ氏とジェレミー・アルディティ氏が共同プレジデントに就任する。
Outbrainは2006年に創業。世界で8000以上に及ぶメディアネットワークを通じて、AIと機械学習により、広告主とパブリッシャーの成果につながるユーザーエンゲージメントを創出するプラットフォームを提供する。
Teadsは、クリエイティブサポートやAI技術を兼ね備えたアウトストリーム広告)のプラットフォーム。優良パブリッシャーの記事・コンテンツ間にインリード型のプログラマティックデジタル広告を提供する。世界30カ国で展開し、ブランドセーフで安心安全な広告環境の下、ビューアブルでインタラクティブな広告クリエイティブを配信することが可能だ。月間のグローバルリーチは20億人に達する。
合併のメリットについて、Teads日本法人のニュースレターには以下のように記されている。
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