リンクアンドパートナーズは全国のZ世代(15〜27歳)、Y世代(28〜42歳)、X世代(43〜58歳)の623人を対象に、SNSが購買行動に与える影響について調査しました。
SNSは利用者の購買行動にどのような影響を与えているのでしょうか。リンクアンドパートナーズは、SNS広告で購入経験がある全国のZ世代(15〜27歳)、Y世代(28〜42歳)、X世代(43〜58歳)の623人を対象に、「SNS広告の購買行動に関する調査」を実施しました。
まず全世代を対象に「よく閲覧するSNS」について聞いたところ、最多は「YouTube」(62.3%)で、「Instagram」(61.2%)、「X」(52.0%)が続きました。世代別で見ると、X世代では「YouTube」が63.2%、「LINE」が61.4%、「Instagram」が45.4%、Y世代では「Instagram」が66.2%、「YouTube」が60.4%、「X」が58.5%、Z世代では「Instagram」が71.8%、「YouTube」が63.2%、「X」が57.4%でした。
つい見てしまう広告の形式は、全体では「動画広告」(65.0%)、「漫画広告」(33.1%)、「ストーリー形式の広告」(30.3%)の順に高い結果でした。
SNS広告経由で商品購入することが多い広告の形式は、全体では「動画広告」(55.9%)が最多。以下、「直接購入リンクが付いているショッピング広告」(27.6%)、「ストーリー形式の広告(26.2%)が続きました。
調査では、購入した商品について、SNS広告で見る前から買う予定があったのかどうかも聞いています。全体では「買う予定はあった」が25.2%と4分の1程度で、「商品に興味はあるが買う予定はなかった」が47.6%、「買う予定はなかった」が27.5%。75%以上がSNS広告を見る前には買う予定がなかったことが分かりました。この傾向は、年齢が高いほど強く、X世代では「買う予定はあった」が15.0%しかいなかったのに対し、「商品に興味はあるが買う予定はなかった」が51.7%、「買う予定はなかった」が33.3%と8割以上が買う予定はなかったと回答しています。
買う予定のなかったものをつい買わせてしまうSNS広告の有効性が見て取れますが、どういう広告が効くかは世代間で微妙に違いがあるようです。ターゲットに合わせて適切な手段でアプローチすることを心掛けたいものです。
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