100のCRM/MA領域における設計構築力とWACULのDX戦略立案・データ分析力をかけ合わせ、顧客のマーケティングDXを推進する。
マーケティングDXを支援するWACULは2024年7月9日、HubSpot関連事業を手掛ける100(ハンドレッド)が実施する第三者割当増資の引受を行い、同社と資本業務提携契約を締結したと発表した。
HubSpotの専門家で24-7(現DXディライト)創業者でもある田村慶氏が代表取締役を務める100は、HubSpotを活用したCRMの設計、構築、運用とWebサイトの構築について、業界でも有数の深い知見を保有する企業として知られる。2023年にはHubSpotのSolutions Partnerプログラムにおいて最高位となるエリートパートナーに認定された。エリートパートナーとして認定されるのはHubSpotパートナー企業5600社以上の1%以下とされ、日本を含むアジアの企業では現時点で100が唯一の認定企業となっている。
WACULは成長を続けるための戦略の一環としてサービスラインアップの拡充を挙げており、WebサイトのCVR改善、広告運用、SEO対策、フリーランスのマーケティング人材のマッチングなどに事業を拡張している。2023年にはCV後のリード管理・商談化支援領域として、HubSpotのSolutions Partnerプログラムにも参加し、HubSpotの設計、構築、運用サポート、インサイドセールス代行も行っている。
今回の資本業務提携契約に伴い両社はそれぞれのサービスを組み合わせたパッケージサービスを構築・展開、あるいはパッケージサービスとはしないもののグループ全体としてプロジェクト化することで、顧客のマーケティング課題にワンストップで対応することが可能となる。両社が戦略と実行を一体とした支援を行うことで、クライアントの顧客獲得活動の全体最適をより強力に推進する。
両社の代表取締役のコメントは以下の通り。
アジアでも有数のHubspot支援実績・知見をお持ちの100社と提携し、事業を一緒に行うことで広がる世界に大きな期待を抱いています。リード獲得において圧倒的な知見を持つ弊社と、CRMにおいて他にない強みをもつ100社が組み合わさることによって、お客様へのサービス提供価値をさらに高め、マーケティングDX業界をリードし、世の中をよくしていけると信じております。特にCRMは価値観が多様化する現代において、今後ますます重要になっていく概念だと考えています。この領域を100社と共に歩み進んでいけることが今から楽しみでなりません。弊社としては、知見とデータをフックに様々な企業の強みを掛け合わせることでお客様への提供価値を高めていく、という取り組みを100社と共にますます強く進めていきたいと考えています。引き続きよろしくお願いいたします。(WACUL代表取締役社長 大淵亮平氏)
当社が開発した「デジタルマーケティングの定石」を世に普及するにあたり、たとえ勝ちパターンが分かったとしても、実装するのが難しいというクライアントが多く存在しました。この障壁を乗り越えるために、100社ほど強力なパートナーは存在しないと感じています。Webサイトの構築から、MAの実装まで、100社による高品質なサポートが提供できれば、企業規模問わず幅広いクライアントの成果創出に貢献できるようになるでしょう。(WACUL 代表取締役 垣内勇威氏)
WACUL社との資本業務提携により、マーケティング課題の解決だけでなく、お客様の顧客体験の向上に貢献できると確信しております。実績に基づいたWACUL社の理論をHubSpotに組み込むことで、お客様に成果をもたらす戦略、CRMプラットフォーム、具体的なアクションの3つを明確にサポートすることが可能になります。100社は、「半歩先をてらす。」というミッションを実現するために、「HubSpot × AI × DATAのことなら100へ」を新たなビジョンに掲げ、WACUL社と強力なパートナーシップを推進してまいります。(100代表取締役 田村慶氏)
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