デザインや操作性が良いと感じるアプリ3位「Instagram」、2位「LINE」 1位は?今日のリサーチ

スマートフォンが普及した現代において、アプリの使いやすさはサービスの価値を大きく左右します。アプリの使いやすさや使いづらさについて、アイリッジが調査しました。

» 2024年06月05日 18時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 店舗集客や販促を目的としたモバイルアプリ開発やマーケティング支援を手掛けるアイリッジは、15歳以上の男女4822人を対象に「アプリ利用体験に関する調査」を実施しました。全調査対象のうち「アプリに対して使いづらさを感じ利用をやめた経験がある」と回答した人は50%に相当する2411人。その中から年代別に抽出した231人に、さらに詳細な利用状況調査を行いました。

 アプリに対して使いづらさを感じ利用をやめた経験がある231人のうち、「アプリ経由で商品購入やサービス予約をする際に迷った経験がある」と回答した人は74%に上りました。特に、操作方法の直感性や操作ステップ数への不満が多いようです。

74%が商品購入やサービス予約で迷ったり手間取ったりした経験があると回答(出典:アイリッジ「アプリ利用体験に関する調査」、以下同)

操作に迷ったら? 若年層は「チャットbot活用」、50代以上は「自力解決」

 操作に迷った際の解決法を聞くと、若年層は「チャットbot活用」、50代以上は「自力解決」を選択する傾向が見られました。40代以上は問い合わせずに諦める人も多く、操作ガイドやよくある質問の重要性が示される結果となりました。

操作に迷った際の解決法<年代別>

 デザインや操作性が良いと感じるアプリが「ある」と回答した人は67%。その中で1位が「Amazon」、2位が「LINE」、3位が「Instagram」、4位が「メルカリ」「楽天市場」という結果になりました。これらのアプリを評価する理由として、67%が「メニューやボタンの直感的な理解のしやすさ」を挙げています。

 アプリにおいて直感的な操作の分かりやすさは継続利用に大きく寄与します。最適なアプリ利用体験を提供してLTV(顧客生涯価値)向上を目指すためには、UI/UXの課題を可視化し、継続的に改善を続けていく必要があると言えるでしょう。

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