Criteoは米国、英国、フランス、ドイツ、韓国、日本の6カ国の消費者を対象に、インフレが旅行トレンドにどう影響しているのかを調査しました。
Criteoは、インフレ下におけるグローバル旅行トレンドに関する調査レポートを発表しました。調査は2024年1〜3月に米国、英国、フランス、ドイツ、韓国、日本の計6カ国で6755人を対象に実施。約25%が前年の同時期と比較して「直近の6カ月間に旅行に費やした金額が増えた」と回答し、インフレの影響が明らかになりました。
インフレをはじめとする要因によって旅行費用が高騰している中、各国の消費者は旅行日程を調整するなどの対策を講じているようです。調査では6カ国の回答者の3分の1が「安さを求めて旅の日程を変更すること」を検討し、日本では半数以上に当たる52%が「節約のために旅の日程を変更する意向がある」ことが分かりました。
消費者が旅行先を決める際に重視しているポイントを聞くと、日本および韓国で最も多かった回答は「映える観光スポット(ランドマーク、ギャラリー、ミュージアムなど)」(66%)でした。英国、フランス、ドイツの回答者にも映えスポットは人気が高いようですが、日本および韓国では3割程度の回答だった「アウトドアでのアクティビティー」をポイントとして挙げる人が半数を超えるなど、屋内のスポットを好む日本や韓国と異なる傾向があることが分かりました。
全回答者に旅行の計画に関するインスピレーションをどこで得るか聞いたところ、最多は「友人や家族のおすすめ」(61%)でした。「旅行予約サイト」を選択した人も多く、2人に1人(48%)でした。また、回答者の約3分の1は「テレビのコンテンツやコマーシャル」(35%)や「旅行コンテンツサイト(ブログなど)」(34%)も選択しています。日本・韓国では回答者の半数以上が「友人・家族からのおすすめ」(52%)で旅へのインスピレーションを得ており、次いで「テレビ番組やテレビ広告」(47%)からも影響を受けていることが分かりました。
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