広告運用自動化ツール「Shirofune」がAmazon Adsに対応手動では実現が難しい最適化を容易に実現

ShirofuneがAmazon Adsの運用自動化機能をリリース。予算管理・入札最適化と成果分析、レポート作成をShirofuneで自動化し、手動では実現が難しいレベルの最適化を実現した。

» 2024年05月08日 17時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 Shirofuneは、広告運用自動化ツール「Shirofune」において、Amazonの広告ソリューションである「Amazon Ads」に対応した運用自動化機能をリリースした。これによりAmazon Adsの予算管理・入札最適化と成果分析、レポート作成をShirofuneで自動化できるようになった。

3つのポイント

 Shirofuneは広告の出稿から最適化までワンストップで実現できるツール。広告運用未経験者でも簡単に使えて、運用に関わる各種業務を自動化することで、広告業務に関わる生産性を大幅に改善する。現在1万3000を超えるアカウントがShirofuneを通じて運用を自動化している。上場企業から成長企業まで幅広く広告主が自社運用に活用している他、大手広告代理店が社内運用業務の基幹システムとして使っているケースもある。

 今回のAmazon Ads対応について、Shirofuneは以下の3つのポイントを挙げている。

運用管理・入札調整工数が自動入札アルゴリズムで限りなくゼロに

 Amazon Adsの運用では、成果を出すために日々大量のキャンペーンおよびキーワード/ターゲティングに対して、運用担当者が多くの時間をかけて細かく入札をしているケースが多い。

 他の広告プラットフォームで10年に及んでキーワードやターゲティングごとの細かい入札の改善を続けてきたShirofuneの自動入札アルゴリズムがAmazon Adsのアカウントと連携することで、予算やターゲットのROAS(ACOS)を指定するだけで、予算管理や入札調整にかけていた工数を限りなくゼロに近づけながら、パフォーマンスを改善できる。

 なお、2023年末頃リリースされた「スポンサーディスプレイ広告」のコストコントロールが適用されているキャンペーンにおいても、目標単価の自動調整により自動での予算管理/運用最適化が可能。

「時間帯×曜日で異なるユーザー行動」に最適化

 Amazon Adsの管理画面では時間帯ごとの実績を確認することができず、時間帯や曜日で異なるユーザー行動に最適化した広告運用は、手動では困難だ。Shirofuneは、Amazon Adsのスケジュールベースの入札ルール機能と「Amazon Marketing Stream」のリアルタイムデータと自動入札アルゴリズムを連携させることで、それを容易に実現。この連携で取得した時間帯ごとのレポートデータは、Amazon Adsの管理画面を使わず、これまでのレポートと同様の体裁でShirofuneからダウンロード可能だ。

データ保存期間と分析が90日を超えて可能に

 Amazon Adsの管理画面のダッシュボードでは過去90日分のデータのみ確認可能だが、Shirofuneと長く連携をさせることで、90日を超えるデータの蓄積・閲覧と分析が可能になる。例えば、パフォーマンスの変化の箇所や原因を前月や1年前の同月のパフォーマンスと自動で比較し、その分析結果の自然言語での解説を掲載したレポートもダウンロード可能になる。

改善カード機能も近日実装予定

 Amazon Adsのキーワード追加/除外に関する改善カード機能も近日実装予定。日々の運用の分析から、獲得の見込める追加すべきキーワードや、成果に結びつきにくくムダにお金がかかっている除外すべきキーワードを、Shirofuneが改善チャンスとして提案できるようになる。

 今回のAmazon Ads対応で、Shirofuneは10の主要広告配信プラットフォームに対応したことになる。

広告プラットフォーム別自動化対応機能一覧(画像提供:Shirofune)

 Amazon Adsの運用だけでなく、他の広告とも横断した成果分析と、媒体ごとに配分を設定した予算の管理と入札最適化、レポート作成も可能なため、複数媒体の広告出稿でも、運用をまとめて効率化し、成果を改善できる

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