博報堂とProofXは、NFTを活用した顧客ロイヤルティー向上プログラムを共同開発した。
博報堂はweb3スタートアップのProofXと共同で、NFT(非代替性トークン)を活用した顧客ロイヤルティー向上プログラムを開発したと発表した。Web3を活用したマーケティングが拡大しつつある中で両社がこれまで培ってきた知見を生かし、新規顧客獲得からCRM(顧客関係管理)までを統合的に支援できるサービスを目指す。
同プログラムを利用することで、手元に残り続けるNFTを活用して、獲得した新規顧客に対して、オンラインかオフラインかを問わずさまざまなリワード発行など継続的なつながりを創出できる。また、クライアントの事業・ブランドを横断して顧客の行動を可視化することで、顧客のロイヤル化を促進できる基盤構築を行うことが可能になる。
同プログラムにおける実証実験の第一弾として、博報堂プロダクツと連携し、富士薬品が開催する「富士薬品グループ 第13回お客様感謝フェスタinさいたまスーパーアリーナ」への来場促進とアプリ新規会員登録を目的としてNFTクーポンを配信する“お友だち紹介キャンペーン”を実施中だ。
実証実験では、同プログラムの新規顧客紹介システムと富士薬品グループのドラッグストア「セイムス」の「SEIMS公式アプリ」を連携。アプリ会員が知人・友人に紹介リンクを送付できるようにする。紹介者と被紹介者はいずれもフェスタ会場で特典がもらえる引き換え券(NFT)を取得できる。一方で、紹介者は被紹介者の来場人数に応じて後日セイムスポイント受け取ることができる。これにより、店舗への送客とSEIMS公式アプリの新規会員登録を促すことを狙う。
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