電通が「AI×クリエイティブ」の強みを生かしたビジネスコンサルティングサービスを提供開始独自AIで新規事業やコミュニケーション開発の量、質、スピードを向上

電通は「AI×クリエイティブ」で企業の事業やサービスの開発を支援する新サービス「AIQQQ STUDIO」の提供を開始した。

» 2024年03月01日 12時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 電通は2024年2月21日、AI(人工知能)とクリエイティブにおける同社の強みを生かしたビジネスコンサルティングサービス「AIQQQ STUDIO」(アイキュースタジオ)の提供を開始した。

 2017年にAIに特化した全社横断プロジェクトチーム「AI MIRAI」を結成するなど、電通グループは最先端のAIに関するノウハウを広告クリエイティブに活用する取り組みをいち早く進めてきた。AIQQQ Studioもこの流れを受け、独自のAI技術とビジネスデザイン領域を担うクリエイターの強みを生かして顧客企業の新規事業開発やコミュニケーション開発を支援する。

 サービス内容は以下の通り。

  1. 事業・サービスデザインを推進:AI×クリエイティブにより、企業の事業変革や新規事業アイデアの創出、ターゲット像の洗い出しやその選定を行うことで、事業・サービスデザインのコンセプトを迅速に開発・検証。
  2. コミュニケーションのデザイン:AI×クリエイティブにより、メッセージやビジュアルアイデアから、ターゲットの選定や、コミュニケーション内容を迅速に開発・検証。
  3. 顧客体験やシステムの開発:AIを活用した業務プロセス構築や社内システムの企画開発、コンシューマーサービスやエンターテインメントの企画開発などを行う。
AIQQQ STUDIOのサービス概念図(出典:電通のプレスリリース)

 従来の生成AIを使用しないビジネスコンサルティングやデザインクリエイションのプロセスでは、施策の実施から効果検証までに多くの時間や費用がかかっていた。また、思わしくない結果でも抜本的な変更が難しく小幅な改善にとどまりがちだった。生成AIの導入でクリエイティブの量を増やすことはできても質の向上には的確な指示(プロンプトの入力)と表現の練り上げが必要という課題もある。

 AIQQQ STUDIOでは、国内電通グループ独自のAIで創作した大量の仮説を基に、電通のクリエイターの知見をふまえて製品や顧客体験のイメージを生み出すプロセスを構築。電通デジタルが独自開発したAIソリューション「∞AI Chat(ムゲンAIチャット)」をテーマごとに専用でカスタマイズし、AIを駆使して顧客の評価をシミュレートして案の絞り込みを行う。加えて、電通が持つさまざまな生活者の行動・意識データを活用することにより、より納得度の高い顧客評価シミュレーションが可能になる。

 AIで作成した大量の案の中からクリエイターが的確なクリエイティブを絞り込んでいくためのワークショップの設計やファシリテーションも行う。

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