「docomo Ad Network」 高LTVユーザーのみに広告配信ができる顧客セグメントを追加dカードやd払いなどのドコモ決済データを用いたRFM分析

D2Cは顧客生涯価値が高くなることが見込まれるセグメントを抽出し、新たなセグメント情報として同社のアドネットワークに提供する。データ抽出にはNTTドコモのdカードとd払いの決済データを活用した。

» 2024年03月01日 07時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 D2Cは2024年2月26日、新たな顧客セグメント「高LTV予兆セグメント」を抽出し、「docomo Ad Network」(以下、dADNW)に追加したと発表した。高LTV予兆セグメントは、NTTドコモの「dカード」「d払い」といったサービスで蓄積した決済データから顧客生涯価値(LTV)が高くなることが見込まれるセグメントを抽出したもの。これによりdADNWを利用する顧客企業は、LTVが高くなる可能性のある顧客をターゲティングして広告配信できるようになる。

「高LTV予兆セグメント」抽出の仕組みは?

 D2Cは高LTV予兆セグメントの抽出にRFM分析を活用した。RFM分析とは、「最終購買日(Recency)」「購買頻度(Frequency)」「累計購買金額(Monetary)」の3つの指標で顧客を格付けする分析手法だ。

イメージ画像(出典:D2C)

 この高LTV予兆セグメントへのターゲティングは、NTTドコモが運営するメディアだけでなく、外部プラットフォームへの配信でも実施できる。その際は、D2CがNTTドコモから第三者提供を受けたデータを活用して外部プラットフォームに配信する広告メニュー「D2C Data Connect」を活用する。

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