2023年の動画広告市場は前年比112%の6253億円 縦型動画広告が高成長――サイバーエージェント調査今日のリサーチ

サイバーエージェントが10回目となる国内動画広告市場の調査結果を発表しました。

» 2024年02月22日 04時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 サイバーエージェントはデジタルインファクトと共同で、2023年国内動画広告の市場調査を実施しました。同調査では、インターネットを通して配信される動画広告の年間出稿額を推計し、市場規模予測を広告デバイス別および広告商品別に算出しています。今回、新たに縦型動画広告の推計・予測も加わりました。

動画広告需要全体の8割はスマホ向け CTV広告も躍進

 2023年は世界的な原材料費高騰や物価上昇が消費者の意識を変化させ。大手広告主企業の広告予算抑制などインターネット広告市場にも影響を及ぼしました。その中でも動画広告市場は縦型ショート動画の視聴増加やコネクテッドテレビの普及もあって、インターネット広告市場を上回る成長を遂げました。2023年の動画広告市場は前年比112%の6253億円でした。2024年は7209億円、2027年には1兆228億円に達する見込みです。

 スマートフォン向け動画広告需要は前年比109.7%の5048億円に上り、動画広告需要全体の81%を占めています。また、コネクテッドTV(CTV)向け動画広告需要は前年比137.0%となる740億円と、大きく伸びています。動画広告市場は今後も高い水準の成長を維持すると考えられ、2024年は7209億円、2027年には1兆228億円に達する見込みです。

2022〜2027年の動画広告市場推計・予測<デバイス別>(出典:サイバーエージェント「2023年国内動画広告の市場調査」、以下同)

 広告商品別では、大手動画配信サービスにおけるインストリーム動画広告(動画コンテンツの間に挿入されて表示される広告)の需要増加が市場全体の成長をけん引しました。一方で、インフィード広告(Webサイトやアプリのコンテンツの途中に設置された広告枠をユーザーが視聴したタイミングで表示される広告)やインバナー広告(バナー広告枠を基軸に表示される広告)の需要も好調に推移しました。

2022〜2027年の動画広告市場推計・予測<広告商品別>

 大手SNSや動画配信サイトでは縦型ショート動画コンテンツの視聴時間が急速に増加し、生活者の消費行動にも影響を及ぼす傾向が見受けられます。これを受けて、広告主企業による縦型動画を介したコミュニケーション需要が急増し、2023年の縦型動画広告の市場規模は前年比156.3%の526億円に達しました。縦型動画広告の需要は今後も増加し、2027年に1942億円に達する見込みです。

2022〜2027年の縦型動画広告需要の推計・予測

 サイバーエージェントは動画広告が今後も引き続き高い水準の成長を継続すると予想しています。

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