BeRealが公式アカウント機能を提供開始する。ブランドが消費者に親近感を持ってもらえる新たなチャネルになるか。
BeRealは、SNS「BeReal」に公式アカウント機能「RealPeople」と「RealBrands」を2024年2月6日に開設すると発表した。
フランス発のBeRealは1日1回、通知が送られてきたら写真を撮って友だちと共有するアプリだ。自撮り写真と正面写真(内カメ/外カメ)を同時に撮影できるように設計されているのが特徴。写真を送信できるのは2分以内と決められているため、画像加工を施す余裕はない。故に、“映え”を狙わないリアルな日常を共有するSNSとして、若年層を中心に人気を博している。
RealPeopleは著名人(俳優、アスリート、ミュージシャンなど)に向けたサービスで、RealBrandsはブランド向き。公式アカウント保持者は一般ユーザーと同じように、不定期に通知が届くタイミングで投稿しなければならず、これにより著名人やブランドのリアルな舞台裏を公開することになる。
BeRealは2023年5月よりRealPeopleのテスト版を提供してきた。2つの新サービスはこれを拡大し、本格リリースしたものになる。
BeRealは「よりリアルで信頼できる世界を作り、ユーザーが本当に大切にしている人たちとのつながりを保つこと」をミッションとして掲げている。人々の注目を集める著名人やブランドも、実際にはユーザーと同じような人々であることを示すことで、現代のソーシャルプラットフォームから生まれたネガティブなイメージを刷新し、改善する一助にしたい考えだ。
公式アカウントの開設は無料。アカウントはすでに募集開始しており、2月6日の開設以降、著名人やブランドを継続的に追加していく(※)。日本の著名人やブランドも参加予定だ。
※申請者全員が公式アカウントを取得できるわけではない。
また、開設までの期間、「どの俳優、アスリート、ミュージシャン、ブランドのBeRealを見たいか」をBeRealアプリのタイムラインから直接回答できるアンケートも実施している。
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