日経グループのQUICK、AIアナウンサーが情報を読み上げる自動動画生成サービスを提供企業や自治体の広報活動に利用可能

QUICKは、生成AIを利用して動画を自動生成するサービス「QUICK Smart Brain(QSB)」を開始した。AIが生成するアバターが、アナウンサーのようにニュースや情報を読み上げる。

» 2024年01月19日 08時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 日本経済新聞社グループで金融・経済情報サービスを提供するQUICKは2024年1月12日、「生成AI」を活用した動画自動生成サービス「QUICK Smart Brain(QSB)」の提供を開始した。生成される動画では、生成AIが作り出したアバターが、実在するアナウンサーのようにニュースや情報を読み上げる。

実在の人物のアバター化も

 アバターは実在の人物の写真を基に作ることも可能。新たな情報発信ツールとして、金融機関の店頭やWebサイト、企業や地方自治体の新商品の告知、地方自治体による住民への広報活動、企業の決算情報のIRなど幅広い業務で利用できる。

動画のイメージ(出典:QUICK)

 具体的には、QUICKが収集する経済情報、気象情報、人流情報やニュースコンテンツといったデータに企業や地方自治体の独自データを組み合わせ、AIが内容を分析し、文章にまとめる。文章を基に複数言語の音声や動画を一括して自動生成する。こうして制作した動画は、独自コンテンツとして配信できる。同社はサービスを通して、金融機関を含む企業や地方自治体が最新ニュースやトピックスからオリジナル番組を制作し、配信するといった番組制作を支援する。

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