企業がマーケティング活動をする上で避けて通れないコンテンツの作成の課題を解決する。
シャノンは、同社の製品・サービスユーザーを中心に、OpenAIの人工知能「ChatGPT」との連携によるコンテンツ作成支援サービス「シャノン コンテンツアシスタント」のβ版を2024年1月より提供開始すると発表した。2024年2月の正式リリースを目指す。
企業がマーケティング活動をする上で避けて通れない業務の一つがコンテンツの作成だ。シャノンが実施した調査によると、多くのマーケターは、「アイデアを複数案出すのが難しい」「ターゲットの課題分析が難しい」「作成に時間がかかりすぎている」「作成プロセスが属人的になっている」といった課題を抱えているという。
シャノンは2023年5月にマーケティングオートメーションツール「SHANON MARKETING PLATFORM(SMP)」とChatGPTの連携を発表して以降、ChatGPTでのコンテンツ生成についてベータテストを積み重ねてきた。その結果、ChatGPTの活用がコンテンツの課題解決につながることが明らかになる一方で、プロンプトの作成が多くのユーザーにとって課題になっていることが浮き彫りになっていた。
今回のサービスは、より直感的かつ使いやすいテンプレートを提供し、「セミナーの集客メールタイトル」など、目的とするコンテンツの作成が簡単にできるようにしたものだ。これを使うことで、ユーザーは複雑なプロンプトを考える必要なくChatGPTからコンテンツの提案を受けることが可能になる。
また、コンテンツを作成する上で必要不可欠な「ターゲットの課題」分析もChatGPTから提案させることができるようになり、より質が高いコンテンツの作成が可能になる。記入した情報の保存機能も備わっており、「製品情報」や「ターゲット情報」といった基本的な情報はいつでも復元して新しいコンテンツに利用できる。
ChatGPTを単体で利用してコンテンツを作成する場合、毎回新たにプロンプトを用意する必要があるが、シャノン コンテンツアシスタントでは、基本的な情報はすぐに使い回すことができるため、よりスムーズなコンテンツの作成が実現する。
サービスを通して作成できるコンテンツは、多くのマーケターの課題である「メールタイトル」「メール文面」の作成テンプレートからはじめ、順次提供範囲を広げていく予定だ。
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