CCCMKホールディングスは2023年12月18日、パーソナルデータの取り扱いを分かりやすく説明して透明性を向上させることを目的に「プライバシーセンター」を開設したと発表した。
CCCMKホールディングスは2023年12月18日、パーソナルデータがどう取得され、保護され、活用されているか理解し、パーソナルデータを活用するか否かをユーザー自身が選ぶ手続きができるWebサイト「プライバシーセンター」を開設したと発表した。ユーザーに対してはTサイト(Tポイント/Tカード)のお知らせなどを通じて告知を行っていく。
ここで言うパーソナルデータとは、同社が運営する「Tポイント」として集積されてきたもの。2022年10月に発表されたSMBCグループとCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)グループとの間の資本・業務提携により、両社は従来それぞれ運営してきたポイント事業(CCCのTポイントとSMBCの「Vポイント」)を統合し、2024年春を目途に新たな「Vポイント」として提供開始することになっているが、事業統合後もプライバシーセンターは継続予定だ。
2023年6月の新Vポイント発表記者会見で「ポイント統合に向けてお客さまへの説明をより強固にしていくため、年内にプライバシーセンターを立ち上げる」と明言してきた経緯から、今回のプライバシーセンター開設でそれが実現した形になる。
CCCMKホールディングスはプライバシーセンターの開設に先駆け、パーソナルデータの活用目的や弊社の取り組みを第三者の視点から検証できるようにアドバイザリーボードを設置し、各分野の専門家と議論を重ねてきた。
アドバイザリーボードでは、基本原則からパーソナルデータ取り扱いの具体的なルール、Webサイトのデザインに至るまでさまざまな点について提言を行い、「パーソナルデータの取り扱いに関する行動原則」を制定した。
パーソナルデータの取り扱いに関する行動原則は「知る」「設定する」「読む」の3つから成り立っている。「知る」ではパーソナルデータの取得と活用、連携について、「設定する」ではユーザーによるパーソナルデータの手続きについて、「読む」では各種規約について、説明している。
CCCMKホールディングスはこの原則に基づき、特定の個人を識別する情報か否かにかかわらず、ユーザー一人一人に関する情報を広くパーソナルデータとして慎重に取り扱い、プライバシーの保護を図りつつ適法かつ適切なパーソナルデータ活用を推進するとしている。
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