生活者にとって身の回りのさまざまなモノの値上げが相次ぐ中、食生活に関する価値観や消費実態はどのように変化しているのでしょうか。
デロイト トーマツ グループは2023年5月中旬に全国の20歳から79歳の男女5000人を対象に実施した2023年度「食生活に関する消費行動調査」の結果を発表しました。これによると、生活者が食生活において最も重視するものは前年に続いて「美味しさ」が57.6%とトップでした。ただし、その割合は前年比7.1ポイント減少。一方で「お得さ、コストパフォーマンス」を重視する人は同1.2ポイント増の45.3%、健康・栄養バランス」は同5.5ポイント増の43.9%となりました。物価上昇が相次ぐ中、より価格に対してシビアになり、同時にコロナ禍で強まった健康意識が引き続き高まっている様子がうかがえます。
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