AIを用いたGoogle検索の改良をは従来もあった取り組みですが、今起きていることはそれとどう違うのでしょうか。
AI(人工知能)を用いた対話型(チャット型)のサービスである「ChatGPT」が注目を集めています。以下のデータは、「Googleトレンド」で「ChatGPT」の検索ボリューム(人気度)の変化を調べたものですが、2023年2月中旬は、2022年12月上旬の5倍以上の検索ボリュームとなっています。
直近では、多くのWebメディアでChatGPT関連の記事を見かけますし、テレビのニュース番組でも取り上げられていますので、SEOになじみのない方でも、聞いたことがあるのではないでしょうか。
ChatGPTが注目すべきAIサービスであることに異存はありませんが、AIと検索の関係を探ってみると、実は昔からGoogleは、AIを用いてGoogle検索の改良を行ってきたことが分かります。
本稿では、AIによりGoogle検索がどのように改良されてきたのかを振り返ると同時に、ChatGPTのような新しい検索サービスの登場が、人間の検索行動や今後のSEOをどう変化させるのかについて、考察します。
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