CDP市場、2021年度は前年度比18.7％増 2026年まで年平均15.2％成長で推移の見込み――ITR調査：今日のリサーチ

サードパーティーCookieを活用した広告配信が制限を受ける中、ファーストパーティーデータの活用がますます注目されているようです。

[ITmedia マーケティング]

　デジタルマーケティングにおけるデータ活用の重要性がますます高まり、今や効率的・効果的な施策の実施には顧客データの統合・管理、分析が必須となりました。その基盤となるのがCDP（カスタマーデータプラットフォーム）です。

　独立系ITコンサルティング・調査会社アイ・ティ・アール（ITR）は、国内におけるCDPの市場規模推移および予測を発表しました。それによると、2021年度のCDP市場の売り上げ金額は前年度比18.7％増の103億3000万円に拡大しており、2022年度には同15.8％増の約120億円を突破する見込みです。

CDP市場規模推移および予測（2020〜2026年度予測）（出典：ITR）

個人情報保護のトレンドが追い風に

　改正個人情報保護法施行などのトレンドを追い風に、CDPの市場認知度も向上しています。今後もCDPベンダー各社が積極的なマーケティング活動を展開すると考えられることから、CDPはより幅広い業種で導入される見込みです。ITRは、同市場の2021〜2026年度でのCAGR（年平均成長率）を15.2％と予測しています。