厳しい経済環境の中にあっても日本の経営幹部はマーケティング投資に意欲的。ただし、結果を出すにはマーケティング人材の確保とリスキリングがポイントとなるようです。
ビジネスSNSのLinkedInは、日本を含む17カ国で企業のCEOをはじめとする経営層約3000人を対象に、現在の経済環境を踏まえた企業戦略に関わる調査を行いました。日本では100人の経営層に調査し、その一環として、CMO(最高マーケティング責任者)を対象に、企業のマーケティング活動に関する調査も実施しています。
経済の先行き不透明感が強まる中で、今後6カ月のマーケティングの役割として予想される変化について聞いたところ、日本では「新しい顧客に働きかけるためのマーケティング費用を増加させる」が37%と最も多く挙げられ、「トップオブマインド(最初に思い付くブランド)の地位を保持するために、ブランドマーケティングキャンペーンに投資する」が23%と続きました。このことから、日本の経営幹部は、現在の経済環境下においてもマーケティング投資に意欲的であることがうかがえます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.