GA4が促す「Web解析」と「CRM分析」の融合でビジネスはどう変わる?CMOのためのデジタルトレンド解説

GA4が可能にする「拡張CRM活動」が今後、企業の成長を加速させるかもしれません。

» 2022年06月01日 08時00分 公開
[木田和廣プリンシプル]

 2022年3月にGoogleは、「Google アナリティクス」で現在最も利用者数の多いバージョンであるユニバ―サルアナリティクス(以下、UA)について、2023年7月1日をもって新規処理を停止するとアナウンスしました。新規処理がされないということは、その日以降レポートが新規に作られないことを意味します。

 また、2023年6月末までのレポートを閲覧できる期間は最低半年間(2023年12月末まで)となっています。つまり、早ければ2024年1月1日には、UAのレポートを完全に見られないということになります。

 そのアナウンス以降、企業によるGoogle アナリティクスの最新バージョン「Google アナリティクス4(以下、GA4)」の導入ペースが上がっています。以下は当社プリンシプル チーフテクノロジーマネージャー山田良太が運営する「SEM Technology」が調査した、上場企業におけるGA4の導入率です。右列中段の赤の折れ線グラフが4月に大きく上に曲がっているのが確認できると思います。

GA4の導入状況(出典:「SEM Technology」)

UAとGA4の決定的な違いとは?

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