10年ぶりの加入者減となったNetflix。同社を悩ませるのはDisney+などライバルの台頭やロシアでのサービス停止だけではないようで……。
この大型連休、読者の皆さんはどんな風に過ごされましたか。「3年ぶりに遠出」という方もいれば「自宅でのんびりビデオ観賞」という方もいたと思います。後者の多くはNetflixのお世話になったことでしょう。
今や動画ストリーミングの雄として不動の地位を確立したNetflixですが、2022年1月〜3月の第1四半期、加入者数が10年ぶりに減少に転じました。具体的には2億2184万人から20万人減少の2億2164万人となっただけで、割合にすると1%にも満たない人数ではあるものの、破竹の勢いで成長してきた同社にとっては痛い数字です。
背景には同業他社との競争の激化やロシアでのサービス停止などがありますが、この機にもう一つの問題がクローズアップされています。それはアカウント情報――つまり、パスワードの共有と使い回しです。この4月に米国で約2200人を対象に行われた調査の結果を見てみましょう。
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