日本のカスタマーサクセスが世界に後れを取る2つの理由営業視点のカスタマーサクセス【第2回】

日本のカスタマーサクセスは米国と比べて3〜5年の後れを取っているとされる。「おもてなし」の文化を持つ日本人はカスタマーサクセスの重要性を肌で理解しているはずだ。それなのに具体的な取り組みが進まないのはなぜか。

» 2022年02月14日 07時00分 公開
[橋口浩暉クラウドサーカス]

 日本でも既存顧客フォローをメイン業務としたカスタマーサクセス活動を実践している会社は昔からある。日本には古来の「おもてなし文化」があり、カスタマーサクセスの基礎的な部分は感覚として多くの人に備わっているとも感じる。実際、日本のB2Cのサービスにおけるホスピタリティーは世界的に高く評価されている。また近年カスタマーサクセスをテーマにした海外の書籍が複数翻訳出版されているなど、一見すると日本におけるカスタマーサクセスへの関心は高まっているように見える。

日本におけるカスタマーサクセスの現状

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