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» 2021年05月05日 12時00分 公開

ファイザーCEOが語る企業文化 コロナ禍から世界を救う製薬会社が重視する4つのコアバリュー「Adobe Summit 2021」レポート(1/2 ページ)

新型コロナウイルスワクチンの開発で一躍脚光を浴びることとなったファイザー。不可能を可能にした同社が掲げるパーパスとその実現に向けて重視する価値とはどのようなものか。「Adobe Summit 2021」でCEOが語った。

[織茂洋介,ITmedia マーケティング]

――2020年。

 興奮。

――COVID-19。

 脅威。

――サイエンス。

 希望。

――デジタル。

 イネーブラー(成功を可能にするもの。後援者)。

 上記の一問一答は、Adobeの年次イベント「Adobe Summit 2021」のキーノートにおいて、Adobe会長、社長兼CEO(最高経営責任者)のシャンタヌ・ナラヤン氏がゲストと交わしたやりとりだ。ゲストの名はアルバート・ブーラ氏。製薬大手Pfizer(以下、ファイザー)のCEOだ

 ファイザーは2021年第1四半期の決算発表において、売上高が前年同期比45%増の145億8200万ドル、純利益が同45%増の48億7700万ドルとなったと発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの売上高は34億6200万ドルで全体の24%を占める。2021年通年では、新型コロナウイルスワクチンの売上高は260億ドルになる見込みで、2021年2月時点での見通し(150億ドル)を70%も上回る。

 ファイザーの爆発的な成長を支えたワクチン開発(BioNTechとの共同開発)は当初、短期間での実現が困難であると見られていた。大方の予想を覆し、不可能を可能にした理由とは何か。キーノートの内容をまとめた

Adobe会長、社長兼CEO(最高経営責任者)のシャンタヌ・ナラヤン氏(左)とPfizer CEOのアルバート・ブーラ氏
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