さまざま企業がECへの取り組みを加速させる中、新規顧客の獲得はますます重要になっている。一方で、そのための手段として重要なデジタル広告は、期待されるほどの効果を出しにくくなっている。この困難な状況をどう乗り越えればいいのか。デジタル広告のエキスパートが解説。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大を一つのきっかけとして、ECへの参入意欲を持った企業が増えている。D2C(Direct to Consumer)のビジネスモデルへの関心も高い。
ECへの新規参入となれば、集客やリピート促進など、デジタル広告の取り組みが重要になるが、一方でその難易度は上がっている。
「SNSのフィードになじむ広告」としてUGC(ユーザーの手によって生成されたコンテンツ。InstagramやTwitter上のユーザー投稿がその代表例)の活用を提唱し、企業のマーケティング活動を支援するエキスパートが、この困難な状況を打破するための考え方を解説する。
広告による新規獲得の効率が悪化している――。現場でこのような声を聞くことが年々増えてきている。
急速なデジタル化の進展で、企業と消費者のコミュニケーションの在り方は急激に変化している。それに伴い、広告も変わっていかなければならないのだが、実際には多くの企業がこの変化に対応し切れず、新規獲得の効率悪化に悩まされている。
主な原因として挙げられるのが、以下の2点だ。
このような背景から、新規獲得施策に関する考え方の抜本的な改革が求められている。まずは、今日に至る時代の流れを正しく把握する必要がある。
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