調査リポート
» 2020年08月14日 22時00分 公開

今日のリサーチ:観光業のWebサイト訪問者数に見る「Go To トラベル」キャンペーンの影響――WACUL調査

追い風は観光業を救えているのでしょうか。

[ITmedia マーケティング]

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 日本政府が国内旅行の需要喚起を目的として2020年7月22日にスタートした「Go To トラベル」事業。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の収束が見えない中での実施には賛否両論あるようですが、実際キャンペーンの効果はどの程度のものなのでしょうか。

 WACULは、同社が提供するAI(人工知能)を活用したWebサイト改善ツール「AIアナリスト」のデータを基に、「Go To トラベル」キャンペーンのデジタルマーケティングへの影響について調査しました。

 同社は「AIアナリスト」を2020年7月31日現在で、日本のWebサイトを中心に3万3000サイト以上に提供し、月間48億セッション程度のデータを保有しています。今回はその中から観光関連サイト、具体的には

  • 旅行ポータルサイト
  • 旅行代理店
  • 宿泊施設
  • レジャー施設

の4分類における訪問数の動きを調査しています。

 これによりと、観光業界全体におけるWebサイトの訪問者数は、2020年4月の前年同月比マイナス65%を底に回復し、6月には同マイナス29%でした。しかし、7月はほぼ前年同月水準を取り戻していることが分かります。もともと8月の夏季休暇期に向かってWebサイトの訪問数は伸びる傾向にありますが、依然として新型コロナウイルスの感染者数が増大している中で前年同月比水準を回復したのは、コロナの自粛疲れに加えて「Go To トラベル」キャンペーンの効果があったと考えられます。

宿泊施設や旅行代理店は依然として苦戦

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