オフラインのデータを見ずにオンラインの施策を打っても意味がない「デジタル化」と「オムニチャネル」のあいだ【後編】

オフラインのデータも統合して全体のPDCAサイクルを回すことはできないのでしょうか。

» 2019年06月28日 07時00分 公開
[小川真輝カタリナマーケティングジャパン]

 あらゆる施策の成果を計測して次の打ち手で改善を積み重ねるというデジタルマーケティングの手法は、全てがオンラインで完結する世界では有効です。しかし、オフライン(実店舗)のチャネルがブラックボックスになっている以上、マーケティング施策の全体最適はまだまだ道半ばと言わざるを得ないでしょう。

 こうした課題に対し、当社Catalina Marketingでは独自の方法でオフラインの購買データをオンラインのデバイスとひも付けて管理しており、これをリテーラーやメーカーのマーケティングに生かす方法を研究しています。

 さらに、オフラインの購買データを中心に据えたマーケティングプラットフォームを構築し、その活用方法として以下の3つをご提案しています。

  1. デジタル広告投資の最適化
  2. オウンドメディアサポート
  3. セールスプロモーション

実店舗における過去の購買行動と広告の関係についてのあるテスト結果

 ここで当社が行ったあるテストの結果を紹介します。

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