博報堂はウルシステムズと協業し、デジタルトランスフォーメーションを支援するコンサルティングサービスを開始する。
博報堂は2017年7月13日、ウルシステムズと協業し、デジタル・テクノロジーを活用した企業のマーケティング業務改革(デジタルトランスフォーメーション)を支援するコンサルティングサービスを開始すると発表した。
デジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するコンサルティングサービスと、そのプラットフォーム構築および運用サービスを提供する。博報堂はこれまで、デジタル化の進展によって入手可能になったリアルタイムかつ365日の生活者の情報行動・購買行動のデータを「生活者データ」として活用してきた。今回、この生活者のデータプラットフォーム(生活者DMP)をクライアントビジネスのさらに根幹に近い機能として活用するべくウルシステムズとの提携を実施した。
ウルシステムズはITコンサルティング企業で、金融・証券の発注系システムなどを手掛ける。業務システムなどとの連携によって生成される大規模データを高速処理することが可能で安定的に稼働するデータ解析環境「White-eYe」を保有し、博報堂は今回提携した理由の1つに同データ環境を挙げている。
White-eYeは、Amazon Redshiftを活用した拡張性の高いフルスタックデータ分析環境。同サービスで活用するような大容量かつ多様なデータを柔軟にシステムに取り込み高速に集計・分析でき、高い信頼性が求められる案件に適合するソリューションだとしている。
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