データ分析を安定して行うために一番必要なものは、分析結果を信頼できるかどうかである。データへの信頼を確保するために欠かせないのポイント8つをまとめた。分析に取り掛かる前にぜひチェックしてほしい。
ここ数年、データ分析の技術や関心が高まり、経営層も「ビッグデータプロジェクトに取り組めば、さらなる飛躍が可能になるかもしれない」と期待を寄せている。確かに、10年前とは考えられないほどのデータが日々生み出されているが、IT部門や分析部門からすると、「そのデータが、ビジネスに役立つかどうかは話が別」というのが本音だろう。なぜなら、データというのは必ずしも役立つ情報であるとは限らないからだ。
2014年5月3日、Inside ERP がtoolbox.comに掲載した記事“Do You Have A Data Analysis Problem?”(「あなたの会社は、データ分析の課題を抱えているか?」)では、単なるデータと役立つ情報の架け橋になるのがデータ分析だと述べている。そしてほとんどの企業では、多少はデータ分析をするけれども、本当に重要な情報を引き出すまでには至っていないという。なぜかといえば、大半の企業は適切な専門分析ツールを使わず、スプレッドシートやそれに類する簡易ツールを利用し、データ分析を行っているからだ。これと同じイメージで、高度な専門ツールを導入し、トレーニングを受けて分析を行おうとしても、IT部門は管理ができず、結果として「データ分析なんて役に立たない」となってしまう可能性がある。
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