Facebookの企業やブランド向け公式ページの表示がタイムラインに切り替わる。カバーが表示できるが、これまで設置できたランディングページは廃止される。
米Facebookは2月29日(現地時間)、2月に全ユーザーへの適用を完了した「タイムライン」を、企業やブランド、アーティスト用アカウントである「ぺージ」にも適用すると発表した。ユーザー向けと同様に1カ月の猶予期間の後、ページのプロフィール表示は3月30日をもってタイムラインに切り替わる。
タイムラインは、Facebookが昨年9月に発表した新しいプロフィールページで、「カバー写真」やユーザーの過去のアクティビティが時系列に並ぶ年表の様な部分で構成される。
ページ向けでは、一般ユーザー向けとは異なる以下の機能がある。
タイムラインでは投稿が時系列に表示され、古くなるとページの下に移動してしまう。ページ管理人にとって重要な投稿(イベントの開催告知など)は、「大事な出来事」としてページ上部に固定できる。固定できる期間は1週間だ。
ページ右上にある「管理者用パネル」ボタンから、最近のアクティビティを確認したり、ファンからの投稿やメッセージに応答するためのパネルを開ける。このパネルから、ページの編集やアクティビティログの利用、広告の作成、ヘルプの参照などができる。
従来、初めてページを訪れる人が自動的に誘導されていたいわゆるランディングページが設定できなくなる。現在ページの左側に表示されているイベントやアプリなどのリストは、カバー下の基本データにまとめられる。
カバーに使える画像は、個人アカウントでは解像度などに制限はないが、ページでは最低でも399ピクセル以上のものを使う必要がある。また、広告や宣伝、連絡先情報(メールアドレスや電話番号)などの掲載は禁じている。
米Coca-Colaやアーティストのコールドプレイなどが、既に新しいタイムライン表示に切り替えている。
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