博報堂DYメディアパートナーズは10月11日、「サイネージメディア開発室」を設置した。この開発室ではデジタルサイネージ(電子看板、参照リンク)を活用した広告メディアの開発からセールスの実施までを行うという。
調査会社シード・プランニングでは、デジタルサイネージの2010年の市場規模は938億円と前年より50%以上も拡大しており、2016年には1兆円を超えるという。デジタルサイネージの2010年の市場規模は938億円と前年より50%以上も拡大しており、2016年には1兆円を超えると予測。機材のローコスト化などハード面の拡充が進んでいることに加え、コンテンツの多様化、設置場所となるロケーションオーナーの理解が進むなどビジネス環境面が整備されていることが背景にある。
サイネージメディア開発室は新規ビジネスを担当する「ビジネス開発推進担当」と、屋外・交通広告・ルートメディアなどの媒体セールスを担当する「屋外広告担当」から集まった15人程度のメンバーで構成。
博報堂DYメディアパートナーズでは「放映するコンテンツ内容や広告メッセージの最適化、ターゲットを明確化した設置場所の提案など総合的な視点で、機器ベンダーやロケーションオーナーなどサイネージメディア事業を検討するパートナー企業と協業し、広告メディアとしての価値が高いサイネージメディア開発を推進していく」とコメントしている。
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