ビルコム、動画コンテンツマーケットプレース「VIDEO PRESS」を提供開始動画広告のオムニバスとOEM提携

ビルコムはオムニバスと提携し、動画コンテンツマーケットプレース「VISM」を広告主向けに提供する「VIDEO PRESS」の提供を開始すると発表した。

» 2016年04月26日 08時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 デジタルPR専業のビルコムは、動画広告事業を展開するオムニバスと提携し、ムニバスの動画コンテンツマーケットプレース「VISM」を独自のブランドで広告主向けに提供する「VIDEO PRESS」を開始すると発表した。

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 動画コンテンツマーケットプレースとは、インターネット上で動画を配信したい広告主と、その動画をタイアップ広告(媒体社が記事調に制作編集する広告コンテンツ)として掲載する媒体社を結び付けるインターネット上の仕組みのこと。広告主の動画を記事型の広告コンテンツとして紹介することで潜在層に広く動画の視聴を促進することを狙う。具体的には、広告主が配信したい動画を掲載してくれる媒体社をVIDEO PRESS上で募り、媒体社は、広告主の動画や関連する情報を見て掲載するか否かを判断する。動画を紹介するタイアップ広告が媒体に掲載されると、VIDEO PRESSを通じて媒体社に報酬が支払われる。

 動画広告市場が急速に拡大しつつある一方、ユーザーに嫌悪感を抱かれることなく視聴してもらうことが課題になりつつある。配信先メディアが記事型広告コンテンツとして紹介することで、より広く深く理解される良質な動画広告配信サービスとなることを狙う。

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 提携するオムニバスは、動画コンテンツマーケットプレースのOEMの 提供と媒体社の開拓を担い、ビルコムは広告主の開拓およびPRメッセージの企画、熟読率計測ツールの提供を担う。さらに再生回数だけでなく、記事型広告コンテンツがどれだけ読まれたかを測る「熟読率」と、動画がどれだけ見られたかを測る「完視聴率」をレポーティングする。

 料金は1回の配信当たり約100万円〜(配信媒体・配信数により変動)既に、大手食品会社、大手製薬会社、大手生命保険会社などで導入が決まっており、2016年度には、100社の導入を目指している。

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