ニールセン デジタルはデジタルコンテンツ視聴率のレポートを基にソーシャルメディアの利用状況を発表した。
Nielsenの日本法人で視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタルは「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率」のMonthly Totalレポートを基に、ソーシャルメディアの利用状況を発表した。
ニールセン デジタルコンテンツ視聴率は、デジタル媒体の全てのコンテンツをPC、モバイル、タブレット、およびCTVなどの全てのデバイスを横断して計測したもの。これにより、デジタルコンテンツ全体の視聴者のメディア接触と消費量を包括的に把握できる。
2024年12月のMonthly Totalレポートによると、ソーシャルメディアにおいて利用者数が最も多かったのは「LINE」(8183万人)。以下、「Instagram」が6062万人、「X」が5677万人で続いた。また、月平均利用回数は「LINE」が月754回で最も多く、「X」が月191回、「Instagram」が月178回だった。
各ソーシャルメディアの世代別の利用者数とその含有率を見ると、35〜49歳では、利用者数は全年代同様にLINE、Instagram、Xの順に続いた。一方で、同年代の含有率では、2024年12月にサービス開始した「mixi2」が36%で最も高く、「mixi」が32%で続いた。
35〜49歳におけるリーチを性別に見ると、性別を問わず「LINE」が最も高くなっており、女性では「Instagram」、男性では「X」が続いた。また男女でリーチを比較すると、女性は男性よりも「Instagram」「TikTok」「Threads」のリーチが10ポイント以上高かった。
「mixi2」は35〜49歳の利用者の含有率が全ソーシャルメディアの中で最も高くなっており、特にこの年代における興味関心が高いことが推察される。また同年代の性別のリーチを確認すると、「Instagram」「TikTok」「Threads」では特に男性よりも女性のリーチが高く、サービスごとに異なる傾向が見られた。ニールセン デジタルは「マーケティング担当者は、ターゲットとする性年代に対して効果的かつ効率的にリーチしていくために、各サービスの最新の利用動向を把握した上で適切に運用していくことが重要」と述べている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.