生成AIを活用するとマーケティングリサーチはどう変わる？： GMOプレイアドが「Depth X byGMO」提供開始

GMOプレイアドは、オンラインリサーチサービス「Depth X byGMO」の提供を開始した。

[ITmedia マーケティング]

　GMOインターネットグループにおいてCM動画に関するリサーチ事業を展開するGMOプレイアドは2025年3月10日、オンラインリサーチサービス「Depth X byGMO」の提供をに開始した。回答内容に応じた追加質問を生成AIをが自動生成するのが特徴で、従来の大規模調査では難しかった、特定の回答を深掘りするような調査を実施しやすくする。

生成AIが定量調査の弱点を克服

　Depth X byGMOは、国内最大級の約3400万人のパネルネットワークを利用してアンケート調査を実施できるプラットフォームで、新機能の追加により、生活者の本音など知見をより具体的に浮き彫りにできる。

　例えば新商品開発時に「このデザインをどう思いますか？」という質問を投げ掛けた際、「少し派手に感じる」とした回答者に、AIが「具体的にどこが派手に感じますか？」といった追加の質問を自動生成する。これにより、マーケティングや商品開発の担当者は、生活者が抱いた印象の背景を掘り下げて把握できる。単純なアンケートでは得られない消費者の本音をとらえ、より本質的な要因を押さえたマーケティング施策や商品開発を実施できる。

「Depth X byGMO」の利用イメージ（画像はGMO プレイアドのプレスリリースより）

　また、従来の定性調査では時間がかかっていた具体的な意見や理由を最短2営業日で大量に取得できるのも特徴だ。AIが回答内容を要約し、整理した上で、ラベル付けしたデータを納品するため、利用企業はデータをすぐに分析し、マーケティングや商品開発に活用できる。

　料金はパネル調査が100人当たり10万円から。アンケート機能の利用は5000人当たり50万円から。