天気に合わせて屋外広告を自動切り替え 気象データ×DOOHで何ができる?「GENIEE DOOH」に気象連動型広告を追加

ジーニーが気象データと連携したDOOH広告の新サービスを発表。屋外にいるターゲットの状況に合わせた配信で購買意欲を刺激し、マーケティング戦略を最適化する。

» 2025年03月06日 19時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 ジーニーは、デジタル屋外広告(DOOH)向け広告配信サービス「GENIEE DOOH」において、天候に応じた広告クリエイティブを自動切り替えする新機能を提供開始した。

 新サービスは気象データとの連携により、状況に適した広告体験を提供し、リアルタイムな購買意欲の喚起を可能にする。

気象データ×DOOHが生み出す新たな可能性

 デジタル屋外広告の放映先ビジョンが広告表示準備に入ると、天気予報プラットフォーム「OpenWeather」から放映先ビジョンの位置における最新の気象データを取得。GENIEE DOOHが気象データを解析して、条件に応じた最適な広告を配信する。

配信の仕組み(画像提供:ジーニー、以下同)

 従来のDOOH広告は、位置や時間など限られた情報に基づく配信が主流だったが、リアルタイムの気象データを活用できることで、晴れか雨かといった条件に加え、気温、湿度といった詳細なデータを活用して、例えば「暑い日には冷たい飲み物やアイスクリームの広告を配信する」「寒い日には温かい飲み物の広告を配信する」といった、リアルタイムな状況に最適化された広告配信が実現する。

 また、配信結果と気象データを分析することで、特定の気象条件下においてどのような広告が有効であったかを把握して今後のマーケティング戦略の改善に役立てることができる。

広告配信イメージ<左:晴れの日、右:雨の日>

 GENIEE DOOHはWeb広告のようにターゲットとエリアを柔軟に選ぶことができ、インプレッション課金を通じて効率的な広告配信が可能な次世代型ネットワークデジタル屋外広告プラットフォームだ。また、人流が多いエリアの大型サイネージに動画広告を音声付きで配信できるため配信面の質は高い。多数のビジョンと連携して全国で広告を展開できる強みもある。訴求したいセグメントに対して含有率が高いビジョンを、配信したいエリアごとにピックアップしてプランニングすることも可能だ。

 今回、気象連動広告が可能になったことで、例えば猛暑日に渋谷で20〜30代男性にビールを訴求したい場合、過去の配信実績から20〜30代男性の接触率が高かった渋谷のビジョンを選定するといったことができる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

関連メディア