Instagramの責任者であるアダム・モッセーリ氏は、自身のアカウントでの情報発信シリーズの一環として、Instagramに関するよくある誤解を打ち消した。
Instagramの責任者であるアダム・モッセーリ氏は、自身のアカウントでの情報発信シリーズの一環として、Instagramに関してよく言われる「ブランドにもっと広告料金を支払わせるために、Instagramはスポンサーコンテンツとしてタグ付けされた投稿のランクを意図的に下げているのではないか」という疑問に回答した。
最新のリール投稿で、モッセーリ氏は噂を否定して次のように語っている。
私たちは、広告としてマークされた投稿の順位を意図的に下げることはしていません。何がスポンサー付きかを知ることはInstagramにとって有用であり、クリエイターがランクを下げることを恐れずにスポンサー付きとしてマークすることは、世界中の現地の法律を順守するために重要です。
Instagramが投稿の順位を下げることで、ブランドとそのパートナーに対し追加のリーチのための費用を強いる意図があるという説が流布している。しかし、一部の人が指摘しているように、これは単にInstagramユーザーが「広告」タグの付いた投稿にはあまり関与しないだけであり、そのタグを見た瞬間にスクロールを続けてしまうためにエンゲージメントが下がり、結果的にリーチが低下しているのだという見方もある。
従って、この場合のリーチの「ペナルティー」ははInstagramが仕掛けたものではなく、タグ自体の副作用である可能性が高い。モッセーリ氏が説明するように、Instagram側からこのタグにより意図的にリーチを減少させる取り組みはアルゴリズム的にもその他の方法でも行われていない。
先述の通り、これはモッセーリ氏のリール投稿シリーズの最新版である。モッセーリ氏はユーザーからよく質問されるアプリの特定の要素について、より詳しい背景情報を提供しようとしている。
先月、モッセーリ氏は、リールにブランドロゴを含めてもペナルティーは受けないが、TikTokやYouTubeの透かしが入ったリールはリーチが低下することも説明した。
Instagram から直接情報を得て神話を覆すことは価値がある。だが、モッセーリ氏の説明を信用せず、いずれにせよ疑念を抱く人も多い。そして、彼らを責めることはできない。Metaはこれまでビジネスユーザーを失望させてきたという評判があり、一度失望したユーザーが疑念を払拭することは難しいからだ。
しかし、そうでない全ての人にとっては、「広告」タグがついた投稿に対しペナルティーはないという事実をInstagramの責任者から直接得られたことには意義がある。
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