サイバー・バズはデジタルインファクトと共同で、2024年国内ソーシャルメディアマーケティングの市場動向調査を実施した。
サイバー・バズはデジタルインファクトと共同で、2024年国内ソーシャルメディアマーケティングの市場動向調査を実施した。調査結果によると、企業がソーシャルメディアを活用したマーケティングを目的とする年間支出額を「ソーシャルメディアマーケティング市場」と定義、これを以下の6つのカテゴリーに分類し、それぞれ推計・予測している。
2024年の国内ソーシャルメディアマーケティング市場規模は1兆2038億円で、前年比113%となる見通しだ。魅力的な販売チャネルとして広告主のソーシャルメディアへのマーケティング投資は今後も継続して増加することが期待され、2029年のソーシャルメディアマーケティング市場規模は2024年対比で177%の2兆1313億円に達する見込みだ。
2024年時点のカテゴリー別内訳は「ソーシャルメディア広告」が1兆727億円で全体の89.1%、「インフルエンサーマーケティング」が860億円で全体の7.1%。広告主の「SNSアカウント運用支援」が283億円で全体の2.4%、「分析ツール」が66億円で0.5%、「キャンペーンプランニング・コンサルティング」が102億円で0.8%と推測される。2024年におけるインフルエンサーマーケティングの成長率は前年比116%。縦型ショート動画の普及とともに新たなインフルエンサーの活躍も増え、需要はますます拡大している。2029年にはインフルエンサーマーケティングの市場規模は2024年対比で約1.9倍、1645億円に達する見込みだ。
インターネット広告向け需要の多くを占めるソーシャルメディア広告向け需要は2024年に1兆727億円(前年比113%)となる見通しだ。今後も製品・サービス認知から購買までの幅広い役割を果たしながら高い水準で需要が拡大し続けると予想され、2029年には2024年対比で約1.8倍、1兆8978億円に達すると予測される。
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